グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



社会人入学者×校長 座談会


人生に対する考え方が多様化し、専門知識を身につける”学び直し”を選択する社会人が増えている昨今、本校の在校生は年齢層が広く、5人に1人が大学・短大、社会人からの入学者です。
同じクラスに所属し、「動物に関する仕事がしたい」という共通の志を持つ3人の学生に入学を決めたきっかけから、学校生活、卒業後の目標まで、それぞれの思いを語っていただきました。

(校長)ヤマザキ動物専門学校では現在、学生の約2割が社会人をはじめとるする高校既卒者の入学となっています。入学のきっかけや学校生活についてお聞きできればと思います。
(町田)前職はIT関係の仕事を3年ほどしていました。その間に、当時飼っていたチワワが病気を患い、最終的には亡くなってしまったのですが、その時に飼い主としてもう少し早く気づいてあげられたらもっと長生きできたのではないかという思いがあり、自分で能力をつけるなり、勉強をしたいと思ったのが愛玩動物看護師を目指したきっかけです。学校を探す中で、せっかくなら愛玩動物看護師以外の資格も取りたいと思い、ヤマザキであればリハビリの資格など今後につながる資格が豊富にあったことが入学の決め手となりました。
(川崎)私は監査法人で秘書をしていましたが、周りの方の影響もあって自分も資格を取得したいと考えるようになりました。そこで今後どうしていこうかと考えた時に、せっかくだから興味のある動物の分野がいいなと。元々アニマルセラピーに興味があったのですが、愛玩動物看護師が国家資格になったことで、これは何かの巡り合わせな気がすると思い退職に踏み切りました。ヤマザキを選んだ理由は、その国家資格化に貢献された学校であるということと、モデル犬制度や動物に負担のかかる実習は行わないという教育方針など、動物愛護に関する考え方が自分の価値観とマッチしていたことが理由です。
(校長)動物愛護に関する考え方は、本校が長年力を入れてこだわっている部分ですので、そこを理解していただけているのはありがたいですね。
(本多)私は総合商社で財務部門と経理部門の業務をしていました。そこでのやりがいはもちろんありましたが、企業の一員ではなく個人として社会貢献に繋がる仕事が将来できれば、という思いと、初めてのペットであるセキセイインコを飼い始めたことで動物業界への関心が芽生えました。動物病院で働く愛玩動物看護師さんの姿を見て、このような仕事に携わるのも素敵だなと思ったのがきっかけです。あとは川崎さんと同じでやはり国家資格化は、 進学を決める後押しとなりました。 会社を辞めてまで目指すべきか、自分の中で葛藤もあったのですが、 資格を取って新たな道に進んでみるのもアリだという決意に繋がりました。
(校長)私も微力ながら国家資格化に関しては、職能団体の立ち上げから携わってきたので、こうして国家資格となったことが色々なところに繋がっているのを聞くと、頑張って良かったと改めて感じます。仕事をやめて進学するということに対して、周囲に反対されたりというのはなかったですか。

(川崎)私は周囲に説明する際、まずは「怒らないで聞いてください。」というところから説得を始めました(笑)。それでも、すぐに同意は得られませんでした。子どもの頃から動物が好きというのは近しい人はみんな知っていましたが、これまで一度もそのような進路に進もうとしたことがなかったので、周りからするとやはり心配だったのだと思います。ただ、職場に関しては、逆に全くの異業種だからということで円満に退職することができました。今では家族含め応援してくれています。
(町田)私は今、実家で暮らしていますが、両親からは特に何も言われませんでした。「自分がやりたいことなのであれば、やりなさい」といった感じで、応援してくれていると思います。
(本多)私の場合は、進学に対して年齢の面を気にしていたところ、両親が今は人生100年時代なんだから、後で後悔するよりもチャレンジした方がいいと背中を押してくれたので、思い切ることができました。
(校長)信頼されてるのですね。きっとご家族の方は、皆さんがもう一度学校に通うことに関して、初めは心配だったと思います。でもその思いを尊重し、応援してくださっているのは心強いですね。

(校長)入学して1年半が経ちましたが、入学前に想像していた姿と比べて実際の学校生活でギャップを感じたり、大変だと思うことはないですか?
(町田)自分の性格上、何かやるんだったら最後までやりたいタイプなので、どんなにつらくてもしっかり学んで国家資格を取って卒業しようと思い入学したため、特に心配な部分はなかったです。2年生になって実習の内容も専門性が増して、動物たちに負担のないよう安全に努めるなど、大変な部分はありますが、それでも楽しいという気持ちの方が大きいですね。
(川崎)私は、ずっと勉強から離れていたので、高校を卒業したばかりの子たちと一緒に同じ授業を受けて、ついていけるのかという点がすごく不安でした。ただ、そこに関してはやはり努力をすれば大丈夫だと感じています。あとは、体力面が心配でした。入学前はリモートワークが増えていた時期なので、まず毎日外に出て通うのかと(笑)。特に暑い時期は体調が悪くなりやすいので、社会人の時以上に、健康管理には気をつけています。卒業後のことを考えた時も、この業界は健康管理がより大事だと思うので、今は訓練の意味を込めて頑張っています。
(校長)確かに学力や体力の面は社会人の皆さんがもつ共通の心配事かもしれません。高校を卒業してすぐに入学した10代の学生も多いですが、それに関してはいかがですか?
(町田)年が離れているので、入学当初は仲良くすることができるのか不安がありましたが、実際に話してみたら問題はないと感じました。たまに聞いている音楽などでジェネレーションギャップを感じる時はありますが(笑)。それ以外は特に気になることもなく仲良くできていますね。
(本多)既卒入学ということで、友人はできないかもしれないと覚悟をしておりました。ですが、はじめは遠慮していた現役の学生たちも、次第に気さくに話しかけてくれるようになり、年齢を超えた付き合いができて嬉しく感じています。また、思った以上に既卒の人も多かったので、入学前の不安は無くなりました。
(川崎)私は仕事上、新入社員と関わる機会が多かったので、実は年齢差についてはあまり心配していませんでした。クラスの雰囲気も明るく、元気な子たちが多いのでとても話しやすいですね。
(校長)年齢の差はまったく心配がいらないようで安心しました。ちなみに本校は女子の割合が多いですが、男子が少ない点について、町田さんはどのように感じていますか?

(町田)人数が少ないからこそ、団結力があるのではないかと思っています。女子生徒も気さくに話しかけてくれるので、男子が少ないことはあまり気にならないですね。

校長)ありがとうございました。では、最後にみなさんの将来のビジョンについてお聞きできればと思います。
(町田)愛玩動物看護師の資格を取って卒業することが第一の目標ですが、その後10年くらいは動物病院で自分の知識や実力をつけていく期間にしていきたいと思っています。最終的には、その経験を活かして、病院を経営をする側ににまわってみたいと考えています。
(川崎)私はアニマルセラピーやリハビリテーションに興味があるので、将来的にはその分野に関わって行きたいと思っています。最終的には私も開業をしたいですね。

(本多)私は入学当初は動物病院で愛玩動物看護師として働くという思いが強かったのですが、大学で心理学を学んでいた経験を活かし、アニマルセラピーなども取り入れた仕事ができたらと考えているのと、やはり最後は自分で何かしらの形で起業をして、地域社会に貢献していきたいというのが構想としてあります。
(校長)是非開業も視野に入れて、頑張ってもらいたいです。それには、これまでの社会経験がきっと役立つのではないかと思います。動物病院で働く愛玩動物看護師は、動物を連れてくる飼い主さんとのコミュニケーションがとても大事です。いかに飼い主さんに正しい飼養を伝えていくかというところに動物たちの幸せがあります。来院する方は中高齢の方も多いので、会話の引き出しがたくさんある方のほうがいろいろと動物以外の話も広がったりしますので、社会経験は絶対役に立つと思いますよ。ぜひそれぞれ皆さんの夢を実現していただきたいと願っています。今後もサポートさせていただきますので、頑張っていきましょう。
  1. ホーム
  2.  >  受験生の方へ
  3.  >  社会人・高校既卒者の方へ
  4.  >  社会人入学者×校長 座談会